[投資全般]【前編】『嫉妬とねたみ』を乗り越える「ポジティブ投資学」とは?

【前編】『嫉妬とねたみ』を乗り越える「ポジティブ投資学」とは?

2014/03/03

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また、本来の自己から目を背け、絶えず、勝負にこだわる人生を継続することで、パワフルに見えた人が、ある日、人生の途中でいきなり目的・目標を見失い、バーンアウト(燃え尽き症候群)して来られる方も見受けられます。
 
以上、「嫉妬とねたみ」の感情によるプラス面、マイナス面の影響を見てきましたが、このような感情をコントロールし、自分自身とうまく付き合い、人生を生きやすくしていくためにはどうしたらいいのでしょうか?
 
ここでは、「嫉妬とねたみ」の感情をコントロールする一つの方法を取り上げてみます。
 
①まず、自分自身を知る、自己洞察を深めることが大事です。

心理学の世界では、自己洞察を深める方法については、たくさんの技法があり、今回は割愛させていただきますが、特に、逆境下(例えば、大病を患った人、愛する人との死や別れに遭遇した人、リストラや左遷にあった人、人に裏切られ、騙されて人間の裏表を見た人、仕事や家庭生活で自分のコントロール以外のことでままならない状況に置かれた人など)で、自己に直面化し、自分自身を深く見つめた人などはうまくこの感情と付き合うことができるようになっていると思います。
 
この感情をコントロールするために真正面から自己に直面することは、そうそう出来るものではありません。自分自身の不甲斐なさ、未熟さ、劣等感、わびしさ、今までの人生への後悔などさまざまな感情を刺激してしまうため、普通の人なら、合理化、否認、回避など人間としての防衛機能が働き、自己の直面化による苦しみから自然と自分を守っていくことでしょう。
 
短期的には、その防衛機能により、自分の心は楽になるのですが、長期的には、何度でもこの感情が刺激されるため、根本的な問題は解決されていないわけです。

そのため、自分自身はどういった時にこの感情が生じるのか、この感情に対し、自分自身はどういった防衛機能をとりがちなのか、そして自分自身は、この感情が生じた時に、自己にどの程度、直面化したのかを客観的に見ることができるようにし、徐々にでも、自己洞察を深めるステップに入っていくことが大事です。
 
②自己の感情・行動を少しずつ客観的に見ることができるようになったら、自己の強みと弱み、生き方、価値観を探るようにしてみてください。
 
自分の得意なところ、苦手なところを性格、仕事のスキル、人間関係、趣味など、いろいろなカテゴリーごとに整理してください。

また、自分はどういう価値観で何をやっている時に、楽しくて悲しいのか、どういったところに怒りを感じ、涙するのかの具体的なエピソードをたくさん見つけ、過去、現在、未来でどういう価値観、生き方をとってきて、今後どうしたいのかを整理してみてください。

自分自身の強み、弱み、生き方、価値観が客観的に見えてくるようになると、実は、他人の強み、弱み、生き方、価値観が客観的に見えてくるようになります。
 
他人の強み、弱み、生き方、価値観の何が自分と同じで、何が自分と違うのかを冷静、客観的に自分と比較していきます。ここでも、より自己に直面する機会が訪れ、自分自身の不甲斐なさ、未熟さ、劣等感、わびしさ、今までの人生への後悔などさまざまな感情を刺激してしまいます。よって、自分の「嫉妬とねたみ」が特にどの項目(だいたいは自分の弱みです)から生じているのか、自分はどの防衛機能を使って自己に直面化しているのを避けているのかをもう一度、ここで把握してください。