[投資全般]「トレードハイ」の要因とは?投資に成功するメンタルマネジメント

「トレードハイ」の要因とは?投資に成功するメンタルマネジメント

2014/02/13

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一方、マーケットの心理の中で、投資家の間で、楽観や幸福感が広がると、ファンダメンタルズ分析から算出された理論価値から大きく離れて上昇します。

例えば、理論株価をPER(株価収益率)*EPS(一株当たりの利益)で見ると、EPSの予想水準はそれほど変わらないのに、PERの水準が過去平均を大きく上回り、マーケットの価格は上に行き過ぎることになります。

そうした状況の投資家心理を、いろいろ話題になっているランニング中に気分が高揚し、陶酔状態になる「ランナーズハイ」ならぬ「トレードハイ※」と定義しています。
 
(※)「トレードハイ」とは、筆者の造語であり、株式、為替、商品先物など価格変動商品の売買を通じて、楽観、幸福感、気分の高揚、陶酔など、躁的でテンションの高い症状があらわれることと定義します。

では、「トレードハイ」とはどのようにして生じ、また、どのような症状なのかについて簡単に述べてみたいと思います。
 

<「トレードハイ」の要因について>
 

基本的に、株式市場が上昇局面にある中、何を買っても儲かるような状況で、トレードによる資産増加に対し、楽観的な見方や幸福感を持てるような場合に「トレードハイ」が生じることが多いです。

例えば、中央銀行が低金利政策をとり、市場に潤沢な資金・流動性が供給されている時や、政府が大規模な景気対策や企業の競争力を高めるような政策を打ち、景気の低迷期から脱却するような時に、景気や企業業績への先行きに楽観的な見方が広がった場合が挙げられます。

また、産業革命やIT革命など社会構造を変えるパラダイムシフトが起き、先行きの社会、景気がよりよく変わりそうだと思われる場合や、実際、企業業績が好転、または好転期待から自分の給料、ボーナスが増えたり、株価が上がることで、自分の資産が増加し、センチメントが明るくなったり、自分のコントロールできることが増えたりした場合に起こりやすいと考えています。
 
一方で、マーケットが上昇している局面でも、ポジションを抱えながら、トレードを行うということは、ストレスやプレッシャーがかかるものであり、それが一つの要因で知らず知らずのうちに「トレードハイ」を促している可能性もあると考えています。

次回は、「トレードハイ」の症状について見ていきます。

上記のコメントは筆者の個人的な見解であり、筆者が所属する会社または組織の見解ではございません。また個別銘柄の推奨、商品の投資勧誘を目的としたものではありませんのでご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。