[株式投資]【その5】MBA流、ケースメソッドから学ぶ「ポジティブ投資学」

【その5】MBA流、ケースメソッドから学ぶ「ポジティブ投資学」

2014/03/27

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若きA君の悩み ~先の見えないトンネルへ~

A君はいままで経験したことを整理し、現状を振り返りました。

「テクニカル分析もファンダメンタルズ分析もお互い良いところがあって、相場動向によって、また局面によっては、それぞれ大きな効力を発揮する。一方、相場動向によって、また局面によっては、弱点からうまく機能しないことがあることも分かった。そうしたことから、ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も、どちらかに偏らず、相場動向、局面を判断した上でバランス良く用いていく必要があるな」と思いました。
 
ただA君にとって、どうしてもひとつ解決できない問題がありました。

「今まで下落局面で、現金比率を高めようと株の売り提案をしていったが、残念ながらさまざまな軋轢から良好な人間関係が崩れた投資家や、その過程で去っていく投資家もいた。

…顧客との良好な人間関係が崩れたら次のトレンドが変わった時、例えば、下落局面から上昇局面へ転換した時、積極的に買いを行いましょうなど、何も投資の提案ができないのではないか…資産が半分以下になろうとも人間関係を一番に置いた方が良かったのだろうか?
 
最初は自分のメンタル(心)の弱さから判断が遅れてしまったが、その後、マーケットを分析した上で、自分自身で判断し、プレッシャーを受けながらも、リスクをとって必死になって売り提案した結果、急落局面の中で、顧客の資産の下落を少しでも防ぐことができたと思う。

それにも関わらず、顧客の投資家からは、批判を浴び、無能呼ばわりされ、取引をやめるとまで言われてしまう。

ひょっとして今までの売り提案は無駄だったのだろうか?大幅な下落トレンドでは資産を守ることと、顧客の投資家との良好な人間関係を同時に追求することはできないのだろうか…」

A君は完全に先の見えない暗いトンネルに入り込んでしまいました。