[株式投資]【その3】MBA流、ケースメソッドから学ぶ「ポジティブ投資学」

【その3】MBA流、ケースメソッドから学ぶ「ポジティブ投資学」

2014/03/25

1,197VIEWS

上昇トレンド全盛期 ~割安、割高を図るテクニカル分析はうまく機能せず~

株価はさらに上昇していきます。あるIT銘柄は一日でA君の年収を超える上げを演じています。「え~。1年分働いて稼げる給料が1日に稼げるの?」A君は心の中でつぶやきます。

新聞やニュースでは「株価・高値更新、IT投資・消費活況、株長者あらわれる」など連日、報道されています。

そうした中、社長婦人Hさんは株の含み益が拡大し楽しくて仕方なく、銀座のお気に入りの店で高級アクセサリーを大量に買い込んでいます。

「確かに株価が大幅に上昇してみんなが幸せになっているけど、これでいいのかな」とA君はなんとなく違和感を持ち始めていますが、営業の成績が上がり、職場も明るく、投資家も喜んでいるので特に問題にはしていません。
 
その後も少々株価が下がっても、怖がらずに株を売らずにいればそれ以上に株価は上昇していきました。
 
A君のお客さんである強気一辺倒の投資家Eさんは、「一時的な調整場面は絶好の買い場を提供してくれてるよ。こんな時に株を買わなくていつ買うの?大きな上昇の波に乗り遅れるよ」とA君に説教しています。

そうした中、A君は強気な投資で利益を積み重ねている投資家Eさんから、まわりの友人を多数紹介してもらったのですが、「今、預けている国債や公社債投信を売却して、株にシフトしたい」とか、「株価の値動きが良くない鉄鋼株や重工業株を全部売却して、値動きのいいIT関連株を買ってほしい」とか「退職金で残している預金の半分を株に投資したい」とか、「一部、借金して株を買おうと思う」とか言われ、さすがにA君も「こういった動きはどうなんだろう?そろそろ売りスタンスに転換した方がいいのかな」と思い、A君はファンダメンタルズ分析重視のB先輩に話しかけました。