[株式投資]【その3】MBA流、ケースメソッドから学ぶ「ポジティブ投資学」

【その3】MBA流、ケースメソッドから学ぶ「ポジティブ投資学」

2014/03/25

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上昇トレンドへ向けた変化の兆し

数ヵ月が経ちました。徐々に外国人投資家の株式買い越し額が増えるにしたがって、少しずつマーケットの流れが変わっていきました。「短期的に、テクニカル面で過熱感がでてきたので売りましょう」「また安くなったら買い直しましょう」とA君は短期的な売買を繰り返して提案していましたが、売却しても思ったように売値から下がらず値上がりしたままのケースが多くなりました。「売る必要なかったじゃない。コスト分もったいないよ」とシニカル(冷笑的)な投資家IさんはA君に呟きます。A君、少し心が痛みます。
 

本格的な上昇トレンドへ ~ファンダメンタルズ分析優位の時代~

また数ヵ月が経過しました。外国人投資家の資金流入が加速し、短期的なテクニカル指標の割高感を無視して株価は上がり始めました。マーケットでは、アナリストの緻密な業績予想に基づいたファンダメンタルズ分析による銘柄選択と、短期売買をしない長期スタンスによる投資が利益の源泉だと喧伝され、その手法がマーケットを支配するに伴い、ファンダメンタルズ分析重視の先輩Bさんは「ようやくこの時代がやってきた」と手を叩いて喜びました。

一方、先輩Cさんは「テクニカル的には割高なんだけどな、おかしいなあ」と何度も首を傾げています。
 
さまざまはアナリストがテレビ、雑誌に輝かしく登場し、推奨銘柄のパフォーマンスはとても良く、海外投資家が長期的に重視する投資手法といわれたファンダメンタルズ分析は論理明快で説得力があったため、それに従い、A君も長期投資のスタンスで銘柄を提案するようになりました。「優良銘柄を長期で持ちましょう。短期的なテクニカル指標にもとづく売買しても、利益があまり上がらず、コストがかかるだけです。」

長期投資・ファンダメンタルズ分析にもとづく投資に賛同していただける投資家が徐々に増えていきました。